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今回は RETRIP の広告運用の業務におけるご苦労や工数削減の工夫について担当の方に伺いました!
お話を伺ったのは・・・
株式会社trippiece
ビジネスプラットフォーム部 アシスタントマネージャー
西村啓氏
インタビュー担当
株式会社 fluct
テクニカルソリューション本部 DATA STRAP プロダクトマネージャー
宮脇隆
RETRIP での広告運用業務について
宮脇:自己紹介をお願いいたします。
西村さん:株式会社 trippiece の西村啓と申します。
前職ではWeb広告の会社に勤めておりました。
現在は RETRIP の運営にあたって、記事タイアップ、カスタマイズメニュー、中国訪日観光客向けプラン(インバウンドメニュー)、純広告、そしてRTB配信はじめ、広告周りの管理運用をメインに、なんでも屋のようなポジションで動いております。
宮脇:なんでも屋!色々と幅広い業務を行なっているように思えるのですが、どういう背景で現在のような業務につくことになったのでしょうか?
西村さん:従来まではタイアップの制作を行っていました。
ただアドネットワークの担当者がやめてしまいまして、データに詳しそうとのことで担当になりました。現在は「新たな収益UP施策」をミッションに動いております。
広告運用でのご苦労がありましたら教えてください
宮脇:Google Ad Manager の運用や、レポートツールを提供する会社もある中で fluct をパートナーとしてお選びいただけた理由についてお伺いできますでしょうか?
西村さん:社内で退職者が出た際、去り際に困ったことがあったら fluct の担当者へ!と言われまして……笑
fluct の担当者の方が弊社のことをとても把握していただいていたので、自社のことでわからないことも率直に色々と聞けて大変助かりました。
そこでそういう信頼のおける存在だと感じ、fluctをパートナーとして選びました。
宮脇:ありがとうございます!
fluct としてもメディア様にこういったご意見をいただけることは大変嬉しいです。fluct と trippiece でもあっという間に5年近い関係になりますよね。
西村さん:SSP事業社とメディアは収益を見るだけなどの希薄な関係値になることが多いかと思いますが、fluct はメディアの気持ちを優先して期待に応えてくれて、無償のアドバイザーをそばに置いているような安心感があります。
宮脇:ありがとうございます!今後も精一杯頑張って参ります。
現在はなんでも屋というポジションになり、担当領域が広がることで感じた悩みや課題などはありますか?
西村さん:引継ぎ当初はレポーティングにかなり工数を割いていましたね。Google Ad Manager はじめ、約10社ほどのネットワーク事業社の管理画面から
- インプレッション
- クリック
- 売上
などを取り込み、すべてを(Google)データスタジオ(現在はデータポータル)に統合して見ることに、非常に大きなリソースを割いていました。
また、週1、2回ほど自分自身の時間を割いてフロアプライスの調整を行っていました。
宮脇:各ネットワークの内訳の確認や管理は大変ですよね……運用のサポート、分析などはいかがでしょうか?
西村さん:チャネル別でどれくらいのシェアがあると売上に寄与するのか、そういった感覚を第三者目線で幅広い市場を知っている fluct の担当者の方に聞けることがとてもありがたかったです。
現在は fluct が提供しているツールである DATA STRAP を使って、数字の管理、分析を行なっております。
複数のデマンドレポートや、計測ツールのデータを自動集計し、広告売上の管理・分析ができる事業社横断型ツールです。
fluct では集計したデータをもとに広告配信の最適な設定を算出・実行することで、運用面におけるサポートも行います。
担当者が現状の把握と運用工数削減を実現し、新規施策に充てる時間が確保できることで、メディアの更なる収益向上につなげております。
運用工数の削減に成功!その方法とは?
宮脇:現在 RETRIP では DATA STRAP を活用いただいておりますが、導入したことでの変化はありましたでしょうか。
西村さん:これまでは、細かな調整だけで時間を費やしていました。また、ヘッダービディングの導入をしたかったのですが、なかなかできない状況で…。
DATA STRAP を導入したことにより、収益をあげるための調整ができるようになっただけでなく、週に4時間前後、月でいうと20時間ほど手が空きました!
宮脇:20時間…!全く違うことができる時間が空いたわけですね!
新しいことができる時間が作れた中で、ヘッダービディングに加え今後注力したいことをお聞かせ願えますでしょうか。
西村さん:PMP案件の確保は注力していきたいポイントです。他社もふまえ声をかけている状況です。広告主が出しやすい、出したい!と思う枠を作っていくことに注力していきたいですね。
宮脇:率直に、DATA STRAP 入れてみてどうでしょう・・?
西村さん:欲しい情報が取れるまではいくつか要望をお渡ししました。でもそれを1〜2か月ほどで対応いただき、現在では見たいと考えていた内容がほぼ見られる状況になってます!
宮脇:ありがとうございます!プロダクトとしていいものにするためにも、そういったご意見は大変助かります。ほかにも西村さんがおすすめできるポイントはありますでしょうか?
西村さん:他事業社の管理画面からデータをダウンロードしてきて加工する手順が必ずと言っていいほど発生します。そのため、社内で、情報を聞かれて答えるときにもその手順を踏まねばならず、二度手間に感じていました。
その点、DATA STRAP は管理画面でそのまま欲しいデータが見られるので、その場で回答できることが大きいです。
細かな粒度が見たい場合は、2ページ目で傾向値が見れるため、シンプルに見たい情報が見られる点がありがたいです。
DATA STRAP への要望がありましたらお願いします!
宮脇:現時点で実現できていないことや、今後活用したいデータはございますでしょうか?
西村さん:新しい施策を入れる際に「枠を追加しました!」「事業社を追加しました!」など、1つのコミュニケーションが発生している状況です。その場で(媒体側で)申込情報の追加やデータの加工がすぐにできたらより嬉しく、使いやすい印象です。
宮脇:その他にも率直に DATA STRAP の改善のご要望はございますでしょうか?
西村さん:よりグラフィカルな管理画面がいいなと。
詳細部分も1ページ目でソートして確認できたりするとより良いです。またマーケット全体の傾向値などもレポートに入れてもらえると嬉しいです。
宮脇:貴重なご意見ありがとうございます!今後も開発を進めて、メディア様にご満足いただけるようなプロダクトを開発して参ります。
また、今後 fluct だけでなく CARTA Holdings に期待していることなどもお聞かせいただけますでしょうか。
西村さん:先ほども話題に上がりました注力したい点にもつながりますが、高単価案件(PMP)について、CCI と共同して効果が最大化されることを期待してます。
ほか、レポートの一元管理+高単価案件といった点で CCI とのシナジーにより最強になるのではと期待してますね。
宮脇:本日はお忙しい中、ありがとうございました!最後に、一言ございましたらお願いいたします!
西村さん:今回ローンチされた DATA STRAP があることによって、共通理解が生まれ、これまで以上に健全なビジネス関係になっていることを感じます。
fluct とはこれからも面白いことや、新しいビジネスをやっていけるような関係でいたいですね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
本日は誠にありがとうございました。
現在(2020年3月)専用の管理画面を作成しており、見やすいUI設計とGAとの連携や、ユニットの管理がしやすくなるよう開発を進めております。
こちらにもご期待くださいませ。